今日は特に気分が落ち込んでいる。
いつものように朝起きて、日常のルーチンをこなしているのに、どうしても心が晴れない。
鬱病はそんな風に、予告もなくやってきて、全てを重くする。
誰かに甘えているのかもしれないという思いも頭をよぎるが、実際にこの気持ちから逃れられない現実がある。
朝のカフェでの時間はドキドキ緊張する。
お気に入りの席に座り、コーヒーを注文して、ノートを開いた。
普段ならここで新しいアイデアや計画を考える時間になるのだけど、今日は全く手が動かない。
頭の中が霧に包まれているようで、何も考えられない。
目の前のコーヒーの香りや、周りの人々の会話が遠く感じられる。
こんな時、鬱病はただの甘えだと自分に言い聞かせても何の意味もない。
実際のところ、この重苦しい気持ちは現実で、逃れられないものだと理解している。
カフェを出た後、少し散歩をしようと思った。
新鮮な空気を吸えば、少しは気分が変わるかもしれないという期待を込めて。公園のベンチに座って、しばらく周りの風景を眺めた。
木々の葉が風に揺れている様子や、小鳥たちが楽しそうに飛び回る姿を見ていると、一瞬だけでも心が軽くなる。
けれど、その一瞬が過ぎると再び重さが戻ってくる。
この瞬間こそが、鬱病の厄介な部分だ。
良くなったと感じても、すぐにまた元の状態に引き戻される。
この繰り返しが精神を消耗させる。
午後には友人と会う約束があった。
彼には鬱病のことを話していない。話したところで理解してもらえるかどうか不安だからだ。
表面的には普通に振る舞いながら、内心では常に心の重さと戦っている。
友人との会話は楽しいはずなのに、どこか上の空で、笑顔もどこか作り物のように感じられる。
そんな自分に対して苛立ちを覚えることもあるが、それでも友人と過ごす時間は貴重だ。
彼の言葉に耳を傾けることで、一時的にでも心が軽くなることもある。
夕方には家に戻り、一人で過ごす時間がやってくる。
孤独は時に癒しとなるが、今日はそれが辛い。
自分自身と向き合う時間が増えると、どうしても心の中の重苦しさが際立ってくる。
本を読もうとしたが、集中できずにページをめくるだけで終わってしまった。
テレビをつけてみても、映像に興味が湧かない。
こうして何をしても楽しめない状態が続くと、自己嫌悪に陥ることもある。
夜になり、ベッドに入っても眠れない。
考え事が頭を巡り、なかなか寝付けない。
明日はもっと良い日になると自分に言い聞かせるが、その希望が薄れているのも事実だ。
鬱病は単なる甘えではなく、本当に辛いものであることを自分にも、他の人にも理解してもらいたいと思う。
今日の日記を書きながら、少しだけでも自分の気持ちを整理できたような気がする。
鬱病との戦いは続くが、こうして自分の思いを文字にすることで、少しでも心が軽くなるのなら、それも一つの方法だと感じる。
明日はもっと良い日になることを願って、今日はこれで終わりにしよう。
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