今日も目が覚めた瞬間から、何とも言えない重さが全身にのしかかっていた。
まるで身体中に鉛の鎧を着せられたかのように、布団から出ることがひどく難しい。
昨日の夜、「明日は少しは動けるかもしれない」と小さく期待して眠りについた自分に申し訳ない気持ちになる。
期待することがこんなにも怖いなんて、いつからだろう。
起き上がることさえ辛く、目を閉じたまま時間だけが過ぎていく。
窓の外では太陽が昇り、明るい光が部屋の隙間から入ってくるけれど、その光が私には遠く感じる。
ただ、眩しくて目を背けたくなる。
世界がこんなにも明るいのに、自分だけが暗闇の中に取り残されている気がする。
布団の中でじっとしていても、脳内は絶えず動いている。
後悔、自己嫌悪、未来への不安……考えたくないのに、無意識に次から次へと浮かんでくる。
「どうしてこんな風になってしまったんだろう?」
「どうして他の人みたいに普通に生きられないんだろう?」
こんな問いかけを何度繰り返したか分からない。
でも答えなんて出ないし、出たところで解決するわけでもない。
それでも、止まらない。
うつ病はまるで脳が自分を責めるために作動しているかのようだ。
布団からやっとの思いで出たのは昼過ぎだった。
少し水を飲んだだけで、またぐったりと力が抜けてしまう。
「何かしなきゃ」と思っても身体が動かない。テレビをつける気力も、本を開く気力もない。ただ、時間が過ぎるのを待っている。
「休んでいるだけだ」と自分に言い聞かせる。
でも、休んでいても心が全然休まらない。
このだるさ、この疲労感は、何もしないことでさらに重くなっていく気がする。
午後になって少しだけスマホを見てみた。
SNSには友人や知人が楽しそうな投稿をしている。
「頑張ってる」「充実してる」そんな言葉や笑顔の写真が画面に溢れている。
羨ましいという感情よりも、「自分はもう普通には戻れないんだ」と改めて突きつけられる。スマホを閉じると同時に、涙が静かに流れてきた。
泣きたいわけじゃないのに、どうして涙が出るのか分からない。
夕方になっても気分は晴れない。
外の世界が夕日に染まっていく時間は、自分の孤独感をさらに強くさせる。
まるで世界から取り残されているようで、焦燥感に駆られるけれど、どうすることもできない。
「動かなきゃいけない」「これじゃダメだ」そう思っても、もう気力は残っていない。
夜ご飯も少しだけ口に入れた。
でも味なんて感じない。
ただ空腹を紛らわせるためだけに食べた気がする。
昔は食べることが好きだったのに、今は何を食べても美味しいと思えない。
「これも病気のせいだ」と分かっているけれど、悲しくなる。
夜が近づくと、今度は「眠れるのか」という不安が襲ってくる。
昼間あれだけ横になっていたのに、夜は夜で眠れない日が多い。
暗い部屋でただ天井を見つめ、考えたくないことを考え続ける。
そしてまた明日も同じように目覚めるのだろうと思うと、怖くなる。
でも今日の日記を書いていて少しだけ思ったことがある。
「今日も一日生きたんだ」
何もできなかったけれど、それでも生きていることは事実だ。
何も成し遂げられなくても、何もしなくても、今日を乗り越えた自分はちゃんと存在している。
明日も、またこの重さに押しつぶされそうになるかもしれない。
それでも、今日みたいに日記を書けたらいい。
言葉にすることで、少しだけ心の重さが軽くなる気がするから。
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良かったら読んでいただけたらと思います
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医師にタンパク質を摂りなさいと言われたので。
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