朝、目覚めた瞬間から体が鉛のように重い。
目を開けているのも辛くて、再び布団の中に潜り込む。
心の中で、「今日もまた生きなければいけないのか」と思う自分と、「せめて何かしなければ」と思う自分が静かに言い争っているようだ。
でも、どちらの声もかすかで、結局私は何もできないまま布団に横たわっている。
数日前、診察の際に医師が言った。
「焦らなくてもいいですよ。小さな一歩で大丈夫です。」
でも、その「小さな一歩」が今の私には山を登るように思える。
歯を磨くだけでも、立ち上がるだけでも、膨大なエネルギーが必要だ。
今日もそれができるかどうか、全く自信がない。
キラキラした投稿や、楽しそうな友達の写真が次々と目に入る。
羨ましいという感情すら湧かない。
ただただ、何も感じられず、スクロールする手が止まらない。
気づけば30分も経っていた。
これが私の日常の大半を占めていると気づいた瞬間、自己嫌悪が押し寄せる。
「何をやっているんだろう、自分は」。
お昼になっても食欲が湧かない。
冷蔵庫を開けても何を食べたいのか分からず、結局そのまま閉める。
味噌スープ飲んだ。
そのまま時間が過ぎていく。
頭の中では「ちゃんと食べなきゃ」と分かっているのに、行動に移す力が湧いてこない。
午後、少し外に出ようと思ったが、玄関のドアを開けることができなかった。
外に出るのが怖い。人の目が怖い。
誰かに会ったら何を話せばいいのか分からない。
それを考えるだけで心臓が早鐘のように鳴り始める。
ドアの前に立ったまま、ただ深呼吸を繰り返して結局引き返す。
部屋に戻るとまた、無気力な時間が始まる。
何かをしたい気持ちもあるけれど、何をしたらいいのか分からない。
ぼんやりと天井を見つめながら、これが一生続くのではないかという絶望感に襲われる。
この先、少しでも良くなる日が来るのだろうか。
そんな未来を想像することすらできない。
夜になり、部屋が静まり返ると、頭の中がさらに騒がしくなる。
過去の失敗や、人を傷つけてしまったこと、自分の無価値さが次々と思い浮かぶ。
心の中で「こんな自分は存在する意味がない」と呟く声が大きくなっていく。
その度に「そんなことない」と打ち消そうとするけれど、その戦いはとても消耗する。
眠りにつくことができず、ただ布団の中で体を丸めている。
でも、少しだけ希望を持ちたい。小さなことでもいいから、自分を褒められることを見つけたい。
今日は何もできなかったけれど、それでもこうして日記を書いている自分を認めてあげたい。たとえこれが他人にとっては些細なことでも、私にとっては大きな一歩だから。
明日は少しだけ頑張ってみよう。
小さなことでもいい。
水を一杯飲むとか、窓を開けるとか。
それができたら、それだけで今日よりも前に進んだと言えるはずだ。
焦らず、自分のペースで、少しずつ。
これを書き終える頃、少しだけ気持ちが軽くなったような気がする。
この日記が、未来の自分にとって励みになることを願っている。
最後まで読んでいただいてありがとうございます。
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#️⃣生きた記録病気怪獣と戦うウルトラマンになった3歳児
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良かったら読んでいただけたらと思います
少しでも生きる力をみいだせれば幸いです
https://note.com/reimi_tutu/n/nba0d2059f547
医師にタンパク質を摂りなさいと言われたので。
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