うつ病という地獄
うつ病とは何か。
医学的な説明をすれば、脳内の神経伝達物質の異常によって引き起こされる精神疾患であり、強い抑うつ気分、意欲の低下、思考力の低下、さらには自殺願望まで引き起こす病気である。
しかし、実際に経験した人間にとって、これは単なる「病気」ではなく、生き地獄そのものである。
朝が来ることの恐怖
健常な人にとって「朝が来る」ということは、当たり前の日常の始まりであり、時には希望でもある。
しかし、うつ病患者にとって朝は絶望の象徴だ。
目覚めた瞬間、重い身体と心に押しつぶされそうになり、何もかもが無意味に感じられる。
どんなに眠っても疲れは取れず、夢と現実の境界が曖昧なまま布団の中で時間が過ぎていく。
無気力の沼
何かをしようと考えることすら苦痛だ。
どんなに好きだった趣味も、どんなに美味しかった食べ物も、すべてが色あせてしまう。
本を開いても文字が頭に入ってこない。
音楽を聴いても何も感じない。友人や家族と話しても、会話の内容が霧の中に溶けていくように感じる。
ただ、何もせずに時間が過ぎるのを待つだけ。
孤独と自己嫌悪
「もっと頑張らなきゃいけない」と思う。
でも、何もできない自分に嫌気が差し、どんどん自己嫌悪が募っていく。
誰かに助けを求めたいのに、迷惑をかけるのが怖くて、何も言えなくなる。
周りの人たちがどんどん遠ざかっていくように感じる。
そして最後には、「自分なんて生きている価値がない」と思い込んでしまう。
見えない出口
治療を受けても、すぐに良くなるわけではない。
薬を飲んでも効果が出るまで時間がかかるし、副作用に苦しむこともある。
カウンセリングを受けても、自分の気持ちをうまく言葉にできず、ただ泣いて終わることもある。
「いつか良くなる」と言われても、その「いつか」があまりにも遠く感じてしまう。
それでも生きる
うつ病は地獄だ。
でも、それでも生きる価値がないわけではない。
ほんの少しでも、救いになる瞬間はある。
誰かの優しい言葉、温かい食べ物、好きな香り。
小さなことでも、それが「まだ生きていていいのかもしれない」と思えるきっかけになることがある。
もし、今うつ病で苦しんでいる人がいたら、「あなたは一人じゃない」と伝えたい。
そして、たとえ今が地獄のようでも、いつか必ず、ほんの少しでも楽になる瞬間が来ることを信じてほしい。
わたしと一緒に。
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うつ病をより多くの皆様に知っていただけたらと思います。
#️⃣生きた記録病気怪獣と戦うウルトラマンになった3歳児
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良かったら読んでいただけたらと思います
少しでも生きる力をみいだせれば幸いです
https://note.com/reimi_tutu/n/nba0d2059f547
医師にタンパク質を摂りなさいと言われたので。
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