
朝が来るのが、怖い。
目覚まし時計の音が鳴るより前に、心のどこかがざわついて目が覚める。
目を開けると、天井の白さがやけに冷たく感じる。
体が重くて、布団の中に沈み込んでいく。
脳が「起きなさい」と命令を出す前に、「起きる意味があるのか?」という声が先に響く。
うつ病という病気にかかって、どれくらい経ったのか正直もう分からない。
最初はただの疲れだと思っていた。
眠れない日が続いても、「きっと仕事のストレスだろう」「週末に寝れば大丈夫」と自分に言い聞かせてきた。
でも気がついたら、週末になっても眠れず、食欲もなくなり、人の声が騒音にしか聞こえなくなった。
この病気は、静かに、そして確実に、日常をむしばむ。
友人の誘いを断り続け、スマホの通知をすべて切り、外に出ることも怖くなっていった。
仕事にも支障が出て、遅刻や欠勤が増え、上司からの電話にも出られなくなった。
何もしていないのに罪悪感が襲ってくる。
「なぜこんな自分になってしまったんだろう」と、自分を責め続ける。
家族がいることが、時には救いで、時には重荷でもある。
心配してくれるのはありがたい。
でも「頑張れ」という言葉が胸に刺さる。
頑張れないから苦しんでいるのに、それでも「もっと努力が必要だ」と言われると、自分の存在そのものが間違っているように感じる。
病院に行くことも勇気がいった。
精神科のドアを開けるまで何度も迷い、逃げ出したくなった。
診察室では医師が優しい口調で話しかけてくれたけれど、それだけで心が晴れるわけではなかった。
薬を飲み始めても、すぐに効果が出るわけでもない。
副作用に苦しみながら、少しずつ「普通」に戻る道を探るしかない。
うつ病と共に生きるというのは、「もう元には戻れないかもしれない」という現実と向き合うことだ。
過去の自分、元気だった頃の自分を思い出しては、喪失感に押し潰されそうになる。
「あの頃はよく笑っていたのに」「何でも挑戦できたのに」――そんな過去が、今の自分を余計に苦しめる。
それでも、ほんのわずかな希望がある。
それは、同じように苦しんでいる人たちの声を聞いたとき。
ネットの掲示板やブログ、SNSで「今日も何とか生き延びた」という言葉を見ると、少しだけ心が温かくなる。
「自分だけじゃないんだ」と思えることが、どれだけ大きな救いになるか、以前は想像もしなかった。
ある日、近くの公園までなんとか外に出られた。
空は曇っていたけれど、草の匂いや鳥の声がかすかに心に届いた。
たったそれだけのことで、「まだこの世界に少しだけ居場所があるかもしれない」と思えた。そういう些細な瞬間を、ひとつずつ集めていくことで、いつか「生きていてよかった」と思える日が来るのかもしれない。
私は今も、毎日が戦いだ。
眠れない夜もあるし、何もできずに一日が終わることもある。
でも、それでもいいと思うことにしている。焦らず、比べず、自分のペースで。
もしあなたが今、同じように苦しんでいるなら――どうか、自分を責めないでください。
あなたが今日、生きてここにいることだけで、十分にすごいことなんです。
このブログが、誰かの心にそっと寄り添うことができたなら、私の痛みにも少し意味が生まれる気がします。
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#️⃣生きた記録病気怪獣と戦うウルトラマンになった3歳児
小児がんと難病の子から元気をもらう
良かったら読んでいただけたらと思います
少しでも生きる力をみいだせれば幸いです
https://note.com/reimi_tutu/n/nba0d2059f547
医師にタンパク質を摂りなさいと言われたので。
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私の時にこれらを利用してたら、また違った人生だったかもしれない。
ひとりではどうにもならない時あるよね
私は大変だったんだ
